「祭りの楽しさを味わってほしい」と話す京極さん

　大阪市北区天神橋六丁目の大阪くらしの今昔館で、「京極寛写真展　祭りのしつらい　町家と町並みを飾る」が開かれている。日本各地の祭りの様子やユニークなみこしが来場者を和ませている。十二月十六日まで。

　フリーカメラマンの京極さんは、コマーシャル写真を中心に活動しながら、祭礼住文化研究会の一員として祭礼の写真を撮り続けてきた。

　展示されているのは、京極さんが北海道から沖縄まで日本各地の祭りで撮影した写真百点。富山県城端町の「曳山祭り」では、ご神体の布袋を乗せて町内の路地を所狭しと移動する山車や、石川県能登町の「あばれ祭り」では海に投げ込まれるみこしの様子がダイナミックに納められている。

　京都「祇園祭」、大阪「天神祭」、青森「ねぶた祭り」など有名な祭りや、戦艦大和の作り物の写真もあり、全国各地のユニークな祭りの風景が楽しめる。

　十二月二日と九日の両日午後一時半からは、同研究会員によるギャラリートークが予定されている。